第3回HERVAC演題募集
右心系と成人先天性心疾患の血行動態に関する研究会HERVACは第1回京都、第2回北海道を経て第3回目は東京で開催できることとなりました。先天性心疾患の症例検討でありがちなのは、循環器内科医はとかく成人先天性心疾患そのものの基本的知識不足に反省し、徹頭徹尾小児科の先生方の教えを請うというケースです。しかし、先天性心疾患患者の成人期遠隔期像はいわゆる「まだ見ぬ世界」です。それぞれの症例の病態を先入観なく分析し、小児期の治療後の問題点をフィードバックすることは成人診療に関わるものの使命です。さらに治療法の選択にあたっては、できるだけ多くの選択肢を十分吟味すべきです。HERVACの症例検討は、1演題30分を確保して深い討議を行います。そこでは循環器内科医の素朴な疑問や発想が歓迎されます。
第1回、第2回と同様、そのような症例検討、研究発表を募集いたします。奮って応募ください。
今回は初の試みとして、第23回心筋会と合同開催いたします。心筋会は主に心エコーに携わる循環器医を中心に発足し、心筋学を深く討議し追求する会です。今回の心筋会は重症心不全における右心機能、なかでも「右室補助人工心臓RVAD」が要望演題テーマです。移植医療に携わる心不全医の視点・心エコー医の視点をもつ心筋会参加者との討議は、HERVACに新たな視点から豊かな気づきをもたらしてくれるはずです。どうぞご期待ください。
締切:2018年6月20日(水)
演題応募方法:HERVACホームページからご応募ください。
皆様の演題応募、心よりお待ちしております。
敬具
第3回HERVAC 当番世話人
筑波大学 循環器内科 石津智子